長崎の高1広中璃梨佳、実業団選手押しのけ区間賞

4キロの4区で12分47秒の区間賞を獲得する長崎の広中璃梨佳(撮影・清水貴仁)

<全国都道府県対抗女子駅伝>◇15日◇京都・西京極陸上競技場発着(9区間=42・195キロ)

 長崎に「スーパー高校生」が現れた。

 4区(4キロ)を走った高校1年生の広中璃梨佳(16=長崎商)が実業団選手らを押しのけ、12分47秒で区間賞をつかんだ。12位でたすきを受けると、雪で視界が遮られる悪条件の中、11人抜きの快走で首位浮上。区間最高記録は14年に木崎良子(ダイハツ)がマークした12分40秒で、広中は高校1年生ながら7秒差に迫る快走だった。

 4キロを走り終えると「最後トップに立てたことがうれしかった。1人でも多くの人を抜いて、順位を上げて、次につなげられるように心がけた」と笑顔で振り返った。