京都16度目V アンカー筒井咲帆トラック勝負制す

岡山・小原怜の猛追を振り切り優勝のゴールテープを切る京都アンカー筒井咲帆(撮影・清水貴仁)

<全国都道府県対抗女子駅伝>◇15日◇京都・西京極陸上競技場発着(9区間=42・195キロ)

 地元京都が雪の中のレースを制し、3年ぶり16度目の優勝を果たした。

 4区終了時には首位と27秒差の6位だったが、こつこつと挽回。最終9区(10キロ)では2位でたすきを受けた筒井咲帆(20=ヤマダ電機)が首位に押し上げ、最後は猛追してきた岡山をトラック勝負で振り切った。

 沢井宏次監督は「去年、一昨年と悔しくて、絶対に勝ちたかった。勝因は『優勝への強い気持ち』です」と笑顔。筒井も「私の時は(雪ではなく)晴れていたけれど、中高生が(雪の中)頑張ってくれていた。優勝しか見ていなかった」と勝利の味をかみしめた。