【富士山女子駅伝】拓大・不破聖衣来10人抜きも「トップになれず悔しい」

全日本大学女子選抜駅伝の第5中継所に向かう拓大・不破(撮影・江口和貴)

<全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)>◇30日◇富士山本宮浅間神社前-富士総合公園陸上競技場(7区間43・4キロ)

拓大のスーパー1年生、「フワちゃん」こと不破聖衣来(せいら、18)がまたも衝撃的な走りを披露した。全7区間で最長の5区(10・5キロ)で10人抜きを達成した。

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首位の名城大に2分22秒差の12位でタスキを受けると、グングンと加速し、次々と前を行くチームを追い越し、チームを2位まで押し上げた。タイムは32分23秒で文句なしの区間新記録。名城大との差も1分17秒にまで詰めた。

驚きのスピードを見せつけた不破だが、ゴール後は「トップになるという目標を持っていたので、達成できなくて悔しい」と言ってのけた。

前半飛ばした分、後半はペースが下がる場面もあったが「途中きつくなってペースも落ちましたが、今まで一緒に走ったメンバーたちのことを思い出したら、ここで落としたらいけないと力がわきました」と振り返った。