【箱根駅伝】「心中するから」青学大・原監督が周囲に明かしていた起用法

会見後、記念写真におさまる青学大の、前列左から1区志貴、2区近藤、3区太田、4区飯田、5区若林、後列左から原監督、6区高橋、7区岸本、8区佐藤、9区中村、10区中倉(代表撮影)

<第98回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根-東京(5区間109・6キロ)◇21チーム

往路を制した青学大が10時間43分42秒の大会新記録で、2年ぶり6度目の総合優勝を飾った。

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原晋監督は1年ながら山登りの5区を任され、区間3位と好走した“若の神”こと若林宏樹の起用について、「心中するから」と周囲に明かしていた。チーフマネジャーにあたる青学大の野川寛太主務(4年)によると、若林はレースで結果を残していた上、山登りの適性があった。何度も山登りの練習を行い、走りの内容を見て、監督は「彼を使うしかない」と起用を決断したという。野川さんは「監督は選手を選ぶ上で、学年を気にしていない。練習消化率、能力、直前の状態、コースとの相性を基準に決めている」と明かした。