前田穂南の由来は鈴木保奈美から 父哲宏さんは沿道で娘と並走/大阪国際女子マラソン

日本新記録を樹立した前田穂南の父哲宏さんはレース後に取材に応じる

<こんな人>

<陸上:大阪国際女子マラソン>◇28日◇ヤンマースタジアム長居発着(42・195キロ)

日本新記録の樹立で東京に続く、オリンピック(五輪)2大会連続出場に大きく前進した前田穂南(27=天満屋)。

大阪・豊中市の実家から応援に駆けつけた父哲宏(あきひろ)さんと母麻理さん(ともに50)は、ゴールした試合会場で喜びをかみしめた。

32キロ地点の沿道から娘と並走し、テレビ中継にも映った哲宏さんは「こちらの身が引き締まる(記録)。すごい頑張りだった。穂南らしさが出ていた」。沿道からは「ホーちゃん、ファイト」と声をかけたそうで、32キロ地点を選んだのは「ペースメーカーが離れ、粘りどころと思った」のが理由という。

「穂南」という名前は、両親がファンだったという俳優鈴木保奈美(57)の影響があった。

91年にフジテレビ系で放送された月9ドラマ「東京ラブストーリー」を見て育った世代で、前田家の第1子に「ホナミという名前をつけたかったんです。漢字は違いますけど(笑い)」と麻理さん。

阪神ファンだという前田家では、プロ野球阪神が昨年に優勝した頃から、前田から「アレ(=日本記録更新)という言葉が出ていた」と麻理さん。

哲宏さんは「僕が阪神ファンで、その影響があったかもしれない。(出場が決まればパリ五輪へは)今はホッとひと息ついてほしい」と温かい言葉をかけ、今後の陸上人生へ「これで終わりじゃない。わくわくすることをしてほしい」と、さらなる飛躍を期待していた。

前田穂南が日本記録更新!2時間18分59秒 日本人トップで五輪資格/大阪国際女子マラソン詳細