【世界陸上】室伏広治以来12年ぶり男子ハンマー投げ福田翔大、決勝ならず 鉄人の重信氏に師事

男子ハンマー投げで予選敗退となった福田(撮影・足立雅史)

<陸上:世界選手権>◇第3日◇15日◇東京・国立競技場◇男子ハンマー投げ予選B組

男子ハンマー投げで日本人12年ぶり4人目の出場を果たした福田翔大(24=住友電工)は、決勝には届かなかった。

1投目に72メートル25、2投目に72メートル71を記録したが、決勝進出ラインの76メートル50を狙った3投目が、力んでハンマーを左側のネットにかけて記録なしに終わった。

この種目の日本勢では2013年モスクワ大会(5位)の室伏広治以来6大会ぶりの出場は遂げたが、歴代で2人目の決勝は遠かった。

試合後は「ワクワクして試合に臨めて楽しい経験だった。ハンマー投げを始めてから世界陸上や五輪を目指してやってきた。世界陸上、それも東京だし、ワクワクした。声援を全部、力に変えられた」と笑顔は見せた。

ただ、初体験の世界での3投を振り返って「自分は力んで崩れやすい。1投目は練習と同じ動きをしようと思った。2投目はどこかで80、90%になってしまった。3投目は感覚は良かったけど、アゴが曲がってしまって(ファウル)。一番の課題が邪魔をして記録につながらなかった。どうにかしないと。アゴが上がると力が上に抜ける。自己ベストからマイナス3メートルの時は絶対に出ている。トップ選手を見ると、上がっている人はいない」などと課題を痛感していた。

大阪桐蔭高を経て19年から日大へ進学し、室伏広治の父・室伏重信コーチ(79)に師事。前日本記録保持者のレジェンドもとで力を高め、日本選手権は21年以降で3度制している。

今季にかけては冬季期間に米アリゾナへ渡り、世界王者のカツバーグ(カナダ)らとの合宿に参加。大みそかも元日も練習に打ち込んだ。

7月の日本選手権では日本歴代3位の74メートル57を投げ、開催国枠の設定記録(73メートル88)も突破した。世界ランキング(Road to Tokyo)で圏内に入り、こ種目の日本勢ではレジェンド室伏広治以来の代表入りとなっていた。

出場できたことには「広治さん以来で出られて、重信先生に教えてもらって、というのはうれしくて。でも、まだ能力(伸びしろ的に)があるなと感じている」と教訓にすることを誓った。

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