【都道府県男子駅伝】初Vの宮城 東日本大震災の年に生まれた中学生ランナー涙「恩返ししたい」

優勝した宮城県チーム。前列左から斎康監督、1区の鈴木、2区の佐藤、大浜、4区の若林、5区の菅野、6区の佐藤、7区の山平(撮影・加藤孝規)

<陸上:全国都道府県対抗男子駅伝>◇18日◇広島市平和記念公園前発着(7区間48キロ)◇出場47チーム

宮城が初優勝を飾った。出場した中学生2人は、東日本大震災が発生した2011年(平23)生まれの15歳だった。

斎康浩監督は「今年の中学3年生は11年、震災の年に生まれた子供たちです。それから15年という月日を経て、多くの方の支えがあって、いろんな人に元気をもらって(陸上に)時間を費やしてきた中学生です。福島県さんが(19年に)優勝した時に力をもらって。宮城もいつか勝ちたいという思いでいましたので、本当にうれしく思います」と感激した。

2区を走った佐藤駿多(15=錦ケ丘中)も「震災の被害が大きかった県で育って、いろんな人たちに支えてもらって恩返ししたいなという気持ちで走りました」と涙。6区の佐藤迅(15=八乙女中)も「東日本大震災の記憶はなくて全然覚えてはいないんですけど、授業でその時の話を聞いたり動画で見たりする機会が多くあって。宮城にも、こんなにつらい時期があったんだなと思って。そういう時に心を痛めた人がいるなら、元気になれるように、この大会で勇気づけられる走りをしたいと思って頑張りました」と思いを明かした。

宮城は1区で首位に立つとその後もトップ争いを繰り広げ、福島に25秒差をつけて過去最高位の2位を上回る優勝を果たした。【竹本穂乃加】

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