【北海道マラソン】初挑戦の不破聖衣来が2位でゴール、新谷仁美に競り負けるもMGC獲得

不破聖衣来(2026年4月撮影)

<陸上:北海道マラソン>◇30日◇北海道・大通西4丁目(札幌駅前通)発着コース(42・195キロ)

笑顔のフィニッシュだ。

女子1万メートル日本歴代3位(30分45秒21)で初挑戦となった不破聖衣来(せいら、23=三井住友海上)が、2位でフィニッシュした。トップ新谷仁美(積水化学)から1分50秒差の2時間26分4秒で、来年10月開催の28年ロサンゼルス五輪代表選考会マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の進出条件もクリアし、出場権も獲得した。

夏場のマラソン挑戦は、三井住友海上陸上部の鈴木尚人監督と話し合って決めたもの。28日の直前会見では「MGC出場権の獲得というところを一番の目標にしているので、目標タイムとしては2時間30分、目標順位としては3位以内というところを目標に今回は走りたい」と意気込んでいた。

中継局のUHB(北海道文化放送)のインタビュー番組で2年後のロス五輪出場を見据える不破は「私の走りの特徴は、スピードというよりある程度一定のペースを押していけるのが持ち味。あとは人よりも暑さに苦手意識がない部分」とレースへの勝算も語っていた。

MGCへの進出のハードルについては「タイムとしてはまだ未知な部分ではあるので何とも言えない。でもしっかり自分の力を出し切れれば不可能ではないタイム。確実にクリアしていきたい」としていた。

昨年4月に拓大から三井住友海上に加入した不破は、5月の東日本実業団選手権1万メートルでデビュー。日本人3位の5位入賞となった。同11月の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)では最長3区で6人抜きの区間6位となった。今年2月の全日本実業団ハーフマラソンでは初挑戦ながら4位にも食い込んだ。

今季1万メートル初戦となった木南記念では32分59秒68で9着。しかし、その後は夏の北海道への挑戦を表明していた。

今季は初めて40キロの距離走にも挑戦。「意外と距離に対してはしっかり走れることを確認できた」と手応えを口にしていた。

「今はずっとここ数カ月ずっとケガなく練習を詰めている。練習量では自信をもってもいいのかな」。

北の大地を力強く、駆け抜けた。

◆不破聖衣来(ふわ・せいら)2003年(平15)3月25日、群馬県高崎市生まれ。高崎健康福祉大高崎高-拓大-三井住友海上。陸上を始めたきっかけは、小学校の持久走のため、祖父と姉と毎朝練習したこと。5年から本格的に練習を始めたが、当時のメインはミニバスケットボールだった。趣味はピアノ演奏。勝負メシはホッケ、うなぎ。154センチ。

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