<男子ゴルフ:トップ杯東海クラシック>◇第3日◇1日◇愛知・三好CC西C(7315ヤード、パー72)◇賞金総額1億1000万円(優勝2200万円)
藤本佳則(26=国際スポーツ振興協会)がツアー自己最長の6連続バーディーを奪い、8打差32位から3打差4位に急浮上した。9バーディー、1ボギーと今季自己ベストタイの64で通算9アンダー。ゴルフ界の“ビリケン”が13年10月トーシントーナメント以来の通算3勝目、妻祐未(ゆうみ)さん(28)との結婚後初Vに挑む。谷原秀人(37)が通算12アンダーで首位、1打差2位に池田勇太(30)、2打差3位に片岡大育(27)が続く。
藤本のラッシュが止まらない。前半4番から2メートル、6メートル、2メートルを沈め、7番パー5は2オン2パット。8、9番は1メートル、2・5メートルとショットをピンに絡めた。6連続バーディーは昨季2度あった5連続を上回る自己最長。アウト29は大会ハーフ最少ストロークタイだ。
「スイングの考え方をちょっと変えました。効率のいい体の使い方より、クラブの軌道やフェースの向きとか“外から見た”イメージを少し優先したら…」。75で77位と出遅れた第1日は、練習せずホテルに戻った。寝転がって考えたやり方で、昨季賞金ランク4位の実力者が覚醒した。
前日9月30日のプレー後、妻祐未さんに電話で「予選通るなんて奇跡やね」と言われた。2人の子どもに恵まれ、5日には長男源都(げんと)君が2歳になる。だが、14年1月に結婚してから優勝がない。「子どもの写メが癒やしです」という家族思いの男が、首位との3打差逆転を狙う。【加藤裕一】