16歳後藤未有、3打差好スタート「集中できた」

2アンダーと好成績の後藤未有(撮影・外山鉄司)

<女子ゴルフ:スタジオアリス女子オープン>◇第1日◇7日◇兵庫・花屋敷GCよかわC(6293ヤード、パー72)◇賞金総額6000万円(優勝1080万円)

 ツアー出場2戦目のアマチュア後藤未有(みゆう、16=沖学園高2年)が、首位と3打差12位と好スタートを切った。

 インスタートから11番パー4で5メートルのチャンスを決め、バーディー先行。16番パー5では第2打をピンまで残り30ヤード地点に運び、58度のウエッジで3メートルにつけて2個目のバーディーを奪った。ボギーはなしで、2アンダーの70。「あの時は緊張しすぎるほど緊張していたけれど、今日は淡々と自分のプレーに集中できました」。ツアー初出場だった15年8月大東建託レディースはカットラインに1打及ばず予選落ち。当時から成長した姿を見せ、笑顔が弾けた。

 しかも、今回は万全の準備で臨めたわけではない。「正直、予選会を通れるとは思っていませんでした」。4月2日まで地元福岡の大会があり、同日夜に現地入り。翌日3日のマンデー予選会(主催者推薦選考会)を練習ラウンドなしのぶっつけ本番で挑み、75の8位。上位14人の出場枠に滑り込んだ。

 ジュニア世代に多い、宮里藍に憧れる“藍チルドレン”だが、他の選手とは一風変わっている。最初に宮里を見たのは、プレーではない。小児ぜんそくで入院していた4歳の時、病院のベッドでテレビを見ると、エアコン「三菱電機ムーブアイ」のCMが流れていた。出演していたのが宮里。両親に「あれ、誰?」「何してる人?」と聞いて「同じことがしたい」とおねだり。退院祝いにシャフトを約40センチに切った短いアイアンをもらって、公園でスポンジボールを打つようになった。宮里が聖志、優作の兄2人から受け継いだ「約40センチのパター」でゴルフを始めたのと同じパターンだ。

 11歳のとき、地元福岡のテレビ局の企画で宮里からビデオメッセージをもらったが、直接会ったことはない。「プロテストを受けてプロになるより、かっこいい。私もあんなふうになりたい」。昨年の日本女子オープンを制してプロ転向した畑岡奈紗のパターンを夢見る16歳。憧れの人との対面、そしてプロ転向の夢は夢物語ではない。