現在の賞金ランク4位で日本人最高位を走る大物ルーキー川岸史果(22=加賀電子)が、またも優勝争いを狙える好位置につけた。
開幕から先週までの5戦は全て予選通過し2、3位を含めトップ10が3回。好調を維持しているが、この日はショットが不調だった。ドライバーからアイアンまで、何度も左に引っ掛ける場面があった。
「右足が痛くて、体が止まってしまって」。昨年12月に受けた右足首の遊離軟骨除去手術。連戦、しかも雨が多い今季は足場が緩く、患部に負担がかかる。コースを離れる際にはレストランでポリ袋いっぱいの氷をもらい、ホテルに戻って患部を冷やすのが日課になっている。
そんな状態で2アンダーの70が出せたのは、心強い援軍? のおかげかもしれない。前日の夕方、福岡で地方大会に出ていた男子プロの父川岸良兼(50)から連絡があり、この日、急きょコースにやってきた。「いやあ、今は調子がいいだけ。そんなに長続きしませんよ」と娘の頑張りに照れ隠しの憎まれ口をたたいたが、ちゃんと数ホールに渡ってプレーを見守った。ホールアウト後は「雑用、雑用」と言いながら、レストランに行って、氷をもらってきてくれた。
川岸は「今日はアプローチで拾いまくりでした。(68を出した)同組の(森田)遥ちゃんは6~7メートルのパットが結構入っていて…。スコアの差はそこですかね」。またも視野に入る優勝争い。父は「最終日は(故郷の)石川でコンペがあって…まあ、でも休めないこともないか?」と初優勝の瞬間に居合わせることを心待ちにしているが、当の川岸はそんな思いはお構いなし。「明日は何とかショットを立て直したいですね」。マイペースで優勝争いを目指していく。

