<米女子ゴルフ:テキサス・シュートアウト>◇最終日◇4月30日(日本時間5月1日)◇テキサス州アービング・ラスコリナスCC(6441ヤード、パー71)◇賞金総額130万ドル(約1億5000万円)
米女子ツアー3勝目を挙げた野村敏京(24)の体のケアを今季途中から担当する工藤健正トレーナー(35)が、強さの一端を証言した。野村はコースを出ればゴルフの話をほとんどせず、プレーを振り返ることもない。「オンオフがしっかりしているのは強い選手に共通する要素かもしれません」。工藤氏が同じく今季から担当している世界ランク1位リディア・コ(ニュージーランド)と似ているという。
しびれる勝負が続いたプレーオフ。グリーンサイドにいた畑岡奈紗やミンジ・リー(オーストラリア)を見つけると、野村は「おなかがすいた」と言って笑わせた。それでいて17番のダブルボギーパットのような勝負どころでは、座り込んで頭を抱えるようにして集中を高め、スイッチを切り替える。工藤氏は「時間の使い方がうまいなと。間合いというか、自分の世界をしっかり持っている選手です」とうなる。
さらに驚かされたのは向上心。「もっとゴルフがうまくなるために、来季どういうトレーニングをしたらいいか、どういう食事が効果的なのか、今から考えているようです」。これまではほぼ手付かずだった部分で、そのまま伸びしろと言い換えることもできる。「どこまで行くのか、限界が見えないですね」。24歳は無限の可能性を秘めている。