松山英樹、期待「ゼロ」も芽緯夫人と長女駆けつけた

練習ラウンド12番、グリーンへ向かう橋で記念写真を撮る左から宮里優、青山キャディー、松山(撮影・亀山泰宏)

 男子ゴルフの松山英樹(26=LEXUS)の7度目のマスターズ(5日開幕、ジョージア州)が、いよいよ始まる。松山は「(状態は)最悪です。練習場はいい。修正するところがないと思ってコースに出たら悪い」と、いつも通りシビアに現状を分析。3日の練習ラウンドでは、豊富な経験と執念も見せた。4番パー3、この日ピンが切られていなかった右奥を狙った場面。進藤キャディーが「一番難しい」と話すピン位置をイメージして攻め方を確認した。「(期待は)ゼロです」と言いつつ、勝負どころを想定した準備に余念がない。

 昨年1月に結婚した芽緯夫人(24)と同7月17日に生まれた長女叶夏(かんな)ちゃんも応援に駆けつけている。「(今できる)ベストの状態でいけるように」と練習場での調整は熱を帯びた。妻子と別々の家に滞在するなど、集中力を高めて日本男子初のメジャー制覇だけを目指していく。(オーガスタ=亀山泰宏)