米は選手に思いやり 日本はおもてなし/記者の目

プロアマ戦での不誠実な対応をめぐる処分を決定した日本ゴルフツアー機構定例会後の会見に臨み、冒頭のあいさつで出席者とともに深々と頭を下げる片山(左)(撮影・小沢裕)

 日本ゴルフツアー機構(JGTO)は27日、都内で定例理事会後に会見を行い、5月30日のツアー選手権森ビル杯のプロアマ戦でアマチュアの招待客に不愉快な思いをさせ、プレーを断念させたとする片山晋呉(45=イーグルポイントGC)を厳重注意処分としたことを発表した。

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 トーナメント1試合を開催するには男子で4億円、3日間大会が多い女子で3億円が必要ともいわれる。それだけの資金を入場料収入、放送権料だけで賄うのは難しく、トーナメントの主催者、スポンサーが大切な客を招く「プロアマ」が持つ意味合いは大きい。

 国内男子ツアーはプロアマを棄権してコースを離れた場合、本戦に出場できない。海外ツアーではケガや体調不良を理由に棄権しても本戦出場は可能。国内女子は1打だけでもプレーすれば、その後棄権しても出られる。特に米ツアーではプロアマのスタート時間を選手が選ぶこともでき、2月には9ホールか18ホールかを事前に選択する形式も始まった。翌日から本戦を控える選手へ“思いやり”をにじませる部分がある。

 マネジャーやメーカー関係者の同行禁止、プロが試合では使わないアマと同じティーからプレーなど“おもてなし”色を強める日本ツアー。選手会長の石川は「皆さん『このプロと回りたい』という選手がいる。賞金ランク上位選手の負担が増えてでも頑張っていかなければいけない」と話す。今後締め付けが厳しくなることは間違いなく、選手が試合で最高のパフォーマンスを発揮できるような配慮は必要だろう。【ゴルフ担当=亀山泰宏】