日本ゴルフツアー機構(JGTO)は27日、都内で定例理事会を開催し、5月のプロアマ戦でアマチュアの招待客に不愉快な思いをさせ、プレーを断念させたとする永久シードの片山晋呉(45=イーグルポイントGC)に厳重注意処分を科すと発表した。

 JGTOは6月6日に調査委員会を発足させ、同25日に委員会懲戒・制裁委員会で報告書が提出されていた。片山は同日に都内のホテルでJGTO青木功会長(75)、選手会長となる石川遼(26)らとともに記者会見に臨み、深々と頭を下げて謝罪。青木会長は「いろいろな意見は会長である私が受け止める決意です」と説明した。

 片山は国内メジャーとなるツアー選手権森ビル杯開幕前日の5月30日のプロアマ戦でアマチュアの招待客に不愉快な思いをさせ、プレーを断念させたことで、既に30万円の制裁金を科されていた。6月15日には自らの公式ブログで謝罪の文書を発表。6月8日に当該アマ、同13日には大会特別協賛社の森ビルに直接謝罪したことを明かし、当面のトーナメント出場を自粛する意向を示していた。