パトリック・チャンVフリー200点超世界歴代2位

<フィギュアスケート:4大陸選手権>◇21日◇台湾・台北◇男子フリー

 ソチ五輪銀メダリストで、1年間の休養から今季復帰したパトリック・チャン(カナダ)が、フリーで世界歴代2位の203・99点をマークした。

 最初の4回転-3回転の連続ジャンプを成功させ、続くトリプルアクセル(3回転半)、4回転トーループも完璧。滑らかなスケーティングで最後まで美しく滑りきると、リンクに両手拳をつけて、喜びを爆発させた。復帰以来、なかなか結果が出なかっただけに「ようやく心と体が合ってきた」と晴れやかな表情をみせた。

 現在フリーの世界最高得点を保持するのは羽生結弦(21=ANA)で、219・48点。比較すると、技術点は羽生が120・92で、チャンが106・85と13・07点の開きがあるが、演技構成点は順に98・56、97・14と1・42点しか差が無い。世界選手権(3月30日、米ボストン)ではチャンが、羽生を脅かす存在になりそうだ。

 日本にとって強敵にもかかわらず、日本スケート連盟の小林強化部長は「チャンがフィギュアの神髄を見せてくれた。本当に感動しました。日本の選手も何か学んでくれたら」と演技を手放してたたえた。