北島、涙の完全燃焼「自分にお疲れ様と言いたい」

男子200メートル平泳ぎ決勝で5位に終わった北島(右)は、優勝した小関と抱き合う(撮影・野上伸悟)

<競泳:リオデジャネイロ五輪代表選考会兼日本選手権>◇第5日◇8日◇東京辰巳国際水泳場

 五輪の金メダル4個を獲得した北島康介(33=日本コカ・コーラ)が男子200メートル平泳ぎ決勝で2分9秒96、5位に終わり、リオデジャネイロ五輪の出場権を逃した。

 レース後、北島はスタンドからの惜しみない拍手を浴びながら、ゆっくりと水から上がった。「10年前は、こんなにも高いレベルになるとは、予想できなかった。その中でここまでやらせてもらって、後輩への感謝の気持ちがありました」と一礼し、プールサイドを後にした。

 取材エリアでは、涙で言葉を詰まらせながら、質問に答えた。「試合前は強気なことも言って、今思うと恥ずかしくも思いますけど、そこまで自信を取り戻せたことは本当によかった。自分にお疲れ様と言いたい。真剣勝負の中で、力を出し切れた」。周辺では多くの関係者が、目を潤ませながらやりとりを見守っていた。