平将門の末裔馬術の相馬小次郎、菜七子人気を歓迎

馬場馬術で初の五輪代表に挑む平将門が先祖の相馬小次郎(撮影・鎌田直秀)

 平将門の末裔(まつえい)が、馬術の馬場馬術でリオデジャネイロ五輪出場を狙っている。その名も、平将門の別名と同じ、相馬小次郎(45=スクーデリアエクイット)。

 11日、都内で取材に応じ「平将門も馬に乗ることが得意だった。その血が少しでも流れているからできるんだと信じている」。5月31日からドイツで開催される日本代表選考会を見据えた。

 明大卒業後は競技を離れて、日本中央競馬会(JRA)に就職した異色の経歴を持つ。馬術競技の魅力が忘れられず、再挑戦するために約9年で退社したが、JRA初の女性騎手の牧原由貴子さんと同じ乗馬クラブで学んだ縁もある。今年3月にデビューし、10日にJRA初勝利を挙げた藤田菜七子騎手に対し「みんなが盛り上げようとしてくれているし、活躍して競馬人気を再び高めてほしい。そうすれば、馬に興味を持ってくれる人が増えて馬術の人気にもつながると思う」とエールを送った。