石川祐希「もっと力つけるしかない」負傷交代6得点

第2セット、石川はベンチから戦況を見つめる(撮影・松本俊)

<バレーボール:男子リオ五輪世界最終予選>◇2日◇東京体育館

 日本(世界ランク14位)がオーストラリア(同13位)に0-3で敗れ、1勝4敗(勝ち点3)となってリオデジャネイロ五輪出場の可能性が消滅した。若きエース、石川祐希(20=中大)は第2セット途中に足を痛めたようなしぐさを見せ、第3セットはベンチに退いていた。

 敗戦をベンチで見届けた石川は「負けたので、出場権も獲得できなかったので、悔しいです」と話した。エースとして期待された今大会は、ライバル国の徹底マークに苦しんできた。さらにこの日の試合は足を痛め途中交代し、わずか6得点に終わった。それでも「試合はまだある。次につながるようにやるしかない。もっと実力をつけるしかない」と言葉をしぼり出した。