金運も、勝運も、おまかせ-。男子プロバスケットボールBリーグ1部のレバンガ北海道が、ホームアリーナの札幌・北海きたえーる内に「レバンガ神社」を“造営”する計画を進めている。同会場で琉球戦が行われる年末30、31日の第15節にお披露目予定で、縁起が良いとされる「オオワシ」のチームマスコット、レバードが“ご神体”となる。故障者続出で、6勝17敗と東地区5位に沈むチームの運勢を、神頼みで急浮上だ。
レバンガ北海道の横田陽CEO(40)は今、ご神体レバード様をおまつりする“社(やしろ)”を探している。大みそかの琉球戦に熱狂したファンが、会場内で一足早くお参りを済ませ、温かなマイホームで新年を迎えるのがイメージだ。「あまりに値段が高くて経営に影響が出ても困りますが、しっかりと神社に見えるものを」と準備を進めている。
レバードは、バスケットボール好きのオオワシ。ワシは古来、世の中を明るくする鳥といわれてきた。東京・浅草の鷲(おおとり)神社、同足立区の大鷲(おおとり)神社など名前にワシの入った神社では、開運や商売繁盛などを祈願する「酉(とり)の市」が行われる。市で売られる熊手は「福をかき集める」とされる。ローマ帝国の国章に使われるなど、世界中であがめられてきた。
今季は一時、実質7人で戦う時期があるなどけが人が続出。前節まで6勝17敗の東地区5位と低空飛行を続ける。ホームの入場者数は前節までの平均が2544人と、18チーム中10位。Bリーグは1試合平均2000人以下のチームに分配金を供出しない方針で、このまま負けが込んで入場者が減少すれば、シーズン終了時の一律分配金3000万円すら手に入らなくなる。勝ち運、金運のためにも、レバンガ神社が必要なのだ。
神社が登場予定の今年最後の2連戦は、“神ってる”プレーでチームを引っ張る折茂武彦選手兼社長(46)にちなんだイベントも行われる。30日は日本人初のトップリーグ9000点達成(11月28日)「メモリアルデー」として実施。31日も含めた2日間は、来場者先着3000人に記念の限定Tシャツがプレゼントされる。絶好調の折茂大明神の力も借りて、最高の年越しを狙う。【中島洋尚】
◆レバード 八雲町鷲ノ巣駅の駅舎で11月9日に生まれたオオワシ(年齢非公開)。プロ選手を目指してレバンガ北海道に直談判したが、球団からは公式マスコットとしてPR、普及を担当し、その頑張りで判断するとされた。13~14年シーズンに名前が公募され、応募776通からレバード(LEVIRD)と命名された。特技はドリブル、トリッキーなプレーなど。