快足サントリーvs強力FWヤマハ 明日全勝対決

ヤマハ発動機戦に向けて練習するサントリーWTB江見

 残り3節となったラグビーのトップリーグは明日24日、静岡・ヤマハスタジアムで全勝同士の天王山を迎える。4季ぶりの優勝を狙う2位サントリーと初優勝を狙う首位ヤマハ発動機が激突する。サントリーはトライランキングでトップに立つ中■(なかづる)隆彰(26)、昨季トライ王の江見翔太(25)の両WTBが好調を維持。ヤマハは日本代表をそろえた自慢の強力FWで勝利を目指す。

 サントリーは若き快足コンビが攻撃陣をけん引する。この日発表の登録メンバーから日本代表のFB松島が負傷で外れる中、期待を集めるのがWTBの中■、江見だ。昨季わずか2試合の出場にとどまった中■は、切れ味鋭いステップを武器にここまでリーグトップの13トライを量産。早大から入団4年目、飛躍を遂げた26歳は「こういう大事な試合でトライを取るのがWTBの価値。2個は狙いたい」と表情を引き締めた。

 一方の江見は今季、足首の負傷に苦しんだ。それでも12月上旬に戦列に戻ると、シーズン終盤を前に調子を上げてきた。実戦中心のメニューで軽快な動きを見せると「向こうはフィジカルで勝負してくると思うが、自分たちはテンポのあるアタックをしたい。トライを取りに行く」。勝てば首位に立つ一戦。昨季9位と低迷した名門が、4季ぶりの優勝を引き寄せる。

 一方ヤマハは「ヤマハスタイル」を貫き、首位の座を守りきる。強固なスクラムを組むヤマハ発動機のFW第1列には、11月のテストマッチで日本代表初キャップを獲得した山本幸輝、日野剛志、伊藤平一郎の「26歳トリオ」が名を連ねた。プロップながら今季11トライを挙げている日野は「トライはたまたま。まずはチームが勝つことに集中し、そしてスクラムで負けたくない」とこだわりのセットプレーで初優勝への突破口を切り開くつもりだ。

 近年のチームの好調を支えている安定したセットプレーを軸とした戦い方は大一番の舞台でもぶれることはない。日本代表フランカー三村勇飛丸は「サントリーのFWも良いけど、負けるつもりはない。真っ向勝負が出来ると思います」と気合が入っている。

※■は雨カンムリに鶴