<スーパーラグビー:サンウルブズ23-37キングズ>◇第2節最終日◇4日◇シンガポール国立競技場
スーパーラグビー(SR)参戦2年目の日本チーム、サンウルブズが23-37でキングズ(南アフリカ)に敗れ、開幕2連敗となった。7-17で折り返した前半に好機でミスを連発。後半は終盤にWTB中鶴と福岡のSR初トライなどで反撃したが、点差を広げられた。19年W杯日本大会に向けた日本代表強化を旗印に進むオオカミ軍団の前に険しい道が続く。
サンウルブズが自滅で勝利を逃した。参戦1年目で急造チームだった昨季、28-33と追い詰めたキングズ戦。昨季17位に沈んだ相手とあり、今季初勝利への期待は大きかったが、チャンスをミスで失った。前半15分、敵陣深くに攻め込むも、簡単にボールを落とし、前がかりになっていた裏のスペースを相手WTBに突かれた。60メートル以上を走られ先制トライを許すと、悪い流れは攻撃にも連鎖した。
大きな展開から何度も好機をつかんだが、ゴールライン寸前で落球を連発。試合後、ティアティアHCは高い湿度を理由に挙げつつも「チャンスを生かし切れなかったことが負けにつながってしまった」。ボールを支配し続けながらも逆に10点のリードを許した前半の出来を敗因に挙げた。
昨季を通して圧倒されたスクラムでキングズを押し込み、開幕戦に続き多くの若手選手がSRデビューを果たすなど、代表との連携強化を掲げるチームとしての上積みは少なくない。15年シーズンにSR優勝を経験し、この日サンウルブズでの初戦を迎えたSH田中は「非常に残念。個人の小さいミスでチャンスを失った。チームとしては良い戦いが出来ている。結果を受け止めてやっていくしかない」と前を向いた。
1勝しか挙げられずに最下位の18位に終わった昨季は、引き分けが1試合、5点差での負けが3試合、10点差以内の負けが1試合あった。この日出来なかった、接戦での我慢と、勝ち切る経験は最終目標の19年W杯にも直結する。険しい戦いに果敢に挑んでいくしかない。【奥山将志】