福岡、新潟に雪辱ならず「技術は上回っていた」

懸命のディフェンスも及ばず、破れた福岡の選手たち。左端が平松克樹

<バスケットボール・JX-ENEOS第30回都道府県対抗ジュニア大会:新潟54-39福岡>◇第2日◇29日◇男子決勝トーナメント1回戦◇東京体育館◇日刊スポーツ新聞社後援

 前回の決勝戦と同じ注目の対戦で、福岡は新潟に39-54で敗れ、雪辱はならなかった。

 福岡は立ち上がりにリズムをつかめず、第1Qは4-12。第2Q開始早々、新潟に連続3点シュートを決められ、リードを広げられると、17-30で前半を折り返した。

 福岡は第3Q、平松克樹(福岡市立西福岡中2年)のレイアップシュートやフリースローで、29-35と6点差まで追い上げたが、要所で新潟に3点シュートを決められ、力尽きた。

 篠原重治コーチ(52)は、試合後のミーティングで敗戦の理由を「先生の(作戦)ミス。ほんとにすまん」と選手たちに頭を下げた。「技術は1対1では上回っていた。先生の力不足」と話した同コーチは「全国でも通用する選手がそろって、きょうは新潟にリベンジと思ったが・・・」と唇をかんだ。