萩野公介、入江陵介破り「ほふく前進のようだった」

男子200メートル背泳ぎの表彰式で笑顔で話す優勝の萩野(右)と2位入江(撮影・清水貴仁)

<競泳:日本選手権>◇最終日◇16日◇名古屋市ガイシプラザ

 男子200メートル背泳ぎで萩野公介がV11を狙った入江を0秒67差でかわしこの種目で初優勝した。

 4冠獲得とはいえ、昨秋右肘手術による調整不足で苦しんだ。第1日には五輪金メダルの400メートル個人メドレーでは瀬戸に敗れた。昨年の五輪前までなら気持ちで折れることもあったが、プロになった今は違う。「もがき苦しみ、ほふく前進のような感じだったが気持ちで戦った」と意義ある大会になった。