大野よ、絶対に勝ちに行け!! 柔道の世界選手権(8~9月、ブダペスト)に向けた男子日本代表の強化合宿が17日、神奈川県内で行われ、井上康生監督(38)が全日本選手権(29日、東京・日本武道館)に出場するリオデジャネイロ五輪73キロ級金メダルの大野将平(25=旭化成)に気合を入れた。
井上監督は「勝てる確率は普通で言ったら高くないが、それにチャレンジする精神は男としていいなと思う。柔道家らしい柔道家で『絶対に勝ちに行け』と伝えました」。先週、大野が稽古している天理大の練習を視察して、状態は良好という。
大野は体重無差別で争う全日本選手権の出場は3年ぶり。身長170センチ、体重73キロの体格は出場選手44人の中で一番小さい。前回は3回戦で敗れ、先月の公開稽古では「五輪や世界選手権と同等かそれ以上の価値がある大会。どこまで通用するか試したい」と決意表明した。73キロ級と階級の枠にとらわれずに、柔道家としての可能性を求めた。
同選手権を3連覇した井上監督は、リオ五輪後、初の実戦となる大野の挑戦に「柔道家として理解できる。(五輪後の)選手のモチベーションを保つのは難しく、五輪チャンピオンとなればなおさら。その過程もあり、この選択はありかと思う。ぜひ、大暴れして大会を盛り上げてほしい」と期待した。


