オービック成瀬が先制「日本一のチームで試したい」

第1Q、先制TDを決めるオービックRB成瀬(撮影・吉池彰)

<アメリカンフットボール:パールボウルトーナメント:オービック35-7LIXIL>◇4日◇準決勝◇富士通スタジアム川崎◇日刊スポーツ新聞社後援

 最初の攻撃でQBウーズィーからパスを受けたオービックRB成瀬圭汰は、DBをかわす6ヤードTDで先制した。

 攻撃が手詰まりになったが、第2Qには70ヤードの独走TDランで火付け役になった。無名の名大出身も「日本一のチームで力を試したい」と昨季トライアウトを受験。今季入団し「一番倒れないRB」と評価は高い。守備は最後にTDされたが、残りはインターセプト1回にパント9回と封じた。攻守ともエンジン全開で、昨季準決勝で敗れたLIXILに完勝。新戦力も確実に成長を示し、古庄ヘッドコーチは「毎試合全力。春、秋関係なく全部勝つのが目標」と2年ぶりの王座奪回を確信していた。