北見が初戦勝利、中電ギブアップ カーリング代表戦

第8エンドでギブアップした中部電力の松村(手前左)と握手を交わすLS北見の藤沢(同右)(撮影・足立雅史)

<カーリング:女子日本代表決定戦:LS北見9-1中部電力>◇8日◇北見・アドヴィックス常呂カーリングホール

 LS北見が中部電力を9-1で下し第1戦に勝利した。中部電力は8点差となり第8エンドでギブアップした。

 北見スキップ藤沢のショットがさえ第6エンドで4点スチールするなど優位にゲームを進めた。

 藤沢は試合後「出だしはミスから2点取れず我慢比べになるかと思ったが、しっかり集中力を切らさずにできた。パーフェクトではなくても次につながるショットを心がけた。この勝ちにおごらず次に集中したい」と話した。

 第2戦は9日午前9時から、第3戦は同日午後3時半から行われる。試合は5試合中3勝したチームが勝利する。

 カーリング女子の五輪出場枠は10枠(開催国枠を含む)で、16、17年の世界選手権の順位によって獲得したポイントの合計上位チームが出場枠を獲得できる。16年の同選手権はLS北見が出場し2位で初のメダルを獲得。17年は出場しなかったが、開催国の韓国を除いて7位が確定し五輪出場を決めた。日本代表は昨季と今季の日本選手権を制したチームがそのまま五輪代表に決まることになっていたが、昨季の同選手権は北見、今季は中電が優勝したため、代表決定戦が行われることになった。