天理大・小松監督、圧勝も「うま運べた感じしない」

天理大対立命大 前半、立命大ディフェンスをハンドオフで防ぎトライを奪う天理大FB井関(撮影・和賀正仁)

 2連覇を目指す天理大が7トライで圧勝した。

 前半13分にDGで先制されたが、同17分にCTBシオサイア・フィフィタ(1年)が逆転トライ。BKを中心に昨季5位の立命大を引き離した。小松節夫監督は「点差は開いたけれど、うまく(試合を)運べた感じはしない」と反省点に目を向けながら「彼らは思いきってやってくれた」とSH藤原、SO松永の1年生コンビらを評価した。

 昨季から長所として際立つFWのスクラムは、細かな駆け引きに苦しみ、圧倒するところまでいかなかった。フッカー藤浪輝人(4年)は「BKに助けてもらった」と苦笑い。CTB王子拓也主将(4年)は「いつもFWにスクラムとモールで助けられている。今日はBKでトライを取れたけれど、まだまだ目標のレベルに達していない」と満足することなく、今後の成長を誓った。