昨季6位の関学大が同2位の同大を下し、涙の開幕戦勝利を飾った。

 前半は0-14とリードを許しながらも、後半2分にWTB藤井俊哉(4年)のトライで反撃開始。2トライ2ゴールで同点に追いつくと、後半29分に途中出場のFW勝川燿(3年)がラック際をこじ開け、勝ち越しトライを決めた。その後は試合終了間際の猛攻を全員でしのいだ。

 フッカー赤壁尚志主将(4年)は「(7点リードで)最後攻められているときに『(トライを取られても)負けることはないかな?』と少しよぎったけれど、周りはみんな『絶対勝つんや』という表情をしていた」。勝利の瞬間を「普段泣かない副将の(SO)山田が、泣きながら抱きついてきた。僕も泣いてしまいました」と照れ笑いし、「今日だけ喜んで、明日から切り替えたい」と10月8日の天理大戦(宝が池)を見据えた。