違法賭博問題による無期限の試合出場停止処分から5月に復帰した男子シングルスの桃田賢斗(23=NTT東日本)がベスト4進出を逃した。準々決勝で武下利一(28)と対戦。第1ゲームを落とし「ミスしないよう大事にいきすぎた」と第2ゲームも主導権を奪えず、0-2のストレート負け。元世界ランク2位も1年間の出場停止の影響は隠せなかった。
復帰後、国内外で61勝2敗。全力で走ってきたからこそ、敗戦にも「会場の歓声やどよめきを聞いてバドミントンが楽しめた」と悔しさの中にもすがすがしさを漂わせた。2年ぶりの日本代表復帰の1つの条件は決勝進出。日本協会強化本部の推薦の余地を残すが、今は競技ができる環境に感謝の気持ちしかない。
「もっともっとバドミントンだけでなく、人としても成長しないと、本当の世界トップにはなれない。東京五輪を目指すより、まずは自分自身をレベルアップさせたい」。真のトップアスリートへ、確実にステップを踏んでいる。