0・36差追う宮原知子 逆転Vへ「自分の良さを」

女子SPの演技を見せる宮原(撮影・山崎安昭)

 エース宮原が、トップ坂本と0・36点差の2位につけた。全日本選手権3連覇中だが「今までの全日本で一番緊張した。どうなるかと思った」。11月のNHK杯でけがから復帰し、わずか1カ月半で勝負の五輪選考会。冒頭の連続3回転でトーループが回転不足となったが、その後はミスなし。こつこつと積み上げたスケーティングが演技構成点は全選手中トップの35・83点につながった。「やってきたことをしっかり出せばいい」という浜田コーチの言葉を信じて滑りきった。

 今年1月に左股関節の疲労骨折が判明。リハビリ中は朝から晩まで決められたタイムスケジュールを守り続けた。「夜7時半にご飯を食べないといけないから」と家から徒歩約10分のコンビニに行くことも控えた。骨を強くするために、海外遠征に「うなぎの骨せんべい」を持参して食べた。

 10日までのGPファイナルは5位。左足に違和感を覚え「何でだろう」と不安が募ったが、病院で「骨に異常なし」と診断されて吹っ切れた。逆転V圏内につけ「自信のあるフリーなので自分の良さを思い切って出したい」。過去の実績などで選考上は1歩リードするが、初の五輪切符は全日本選手権4連覇でつかむ。