白井健三が予選トップ、内村超えは「自分との戦い」

跳馬の演技を披露する白井(撮影・河野匠)

 17年世界選手権個人総合銅メダルの白井健三(21=日体大)が6種目合計86・099点で、予選トップに立った。

 得意種目の床運動、跳馬では、出場選手ただ1人、15点台に乗せ、2位の谷川翔(順大)に0・068点の差をつけ、念願の初優勝に王手をかけた。「大学3年で学んできたことをつめこんだ演技をしたいとずっと言ってきた。それをしっかり出せたということが、結果よりもうれしい」。

 白井だけ、4月のワールドカップ(W杯)東京大会で個人総合優勝をした時の86・064点が持ち点だった。この日、その高得点を下回っても、W杯の得点が採用されるため「安心してリラックスできた」。途中からは「自分のW杯の得点と戦っていた。自分との戦いだった」と振り返った。

 今大会10連覇中で、絶対的王者内村航平(29)の個人総合連勝記録は、17年世界選手権で左足首を痛め途中棄権。40で途切れた。しかし、国内での連勝は継続中だ。その高い壁を白井は越えられるか。ただ「今日トップでも関係ない。まずは自分の演技」と、あくまで自分との戦いを強調した。