悪質な反則で負傷した関学大2年生QB側が5月31日、日大の内田正人前監督と井上奨前コーチについて、傷害容疑の告訴状を警視庁調布署に提出したことが分かった。同日、同署は受理。被害QBの父、奥野康俊氏(52)が、自身のフェイスブックで明かした。
被害QB側が、21日に大阪府警池田署へ提出した被害届は、反則行為を行った宮川泰介選手(3年)を被疑者としたが、今回の告訴状では対象から外した。奥野氏は、更新したフェイスブックに「今回のように実行した者を除く告訴状の受理は、まれなケースであると思われます」と投稿。受理にいたった安堵(あんど)の思いをのぞかせた。
奥野氏はこれまで、宮川選手に「寛大な処分」を求める嘆願書を募っており、前日30日までに6348通が集まっている。奥野氏はこの日、告訴状とともに、数千人規模にふくらんだこれらの嘆願書も提出。「捜査は継続しており、宮川選手の処分はまだ決まっておりませんので、引き続き、嘆願書の受付は続けたいと思います」とした。
捜査状況については、すでに警視庁捜査員が日大施設を訪れ、日大関係者からの聞き取りを実施。今後は定期戦会場の管轄である警視庁が、捜査を本格化させるとみられる。【松本航】