<柔道:全日本選抜体重別選手権>◇3日◇最終日◇福岡国際センター◇男子100キロ超級
世界王者の影浦心(26=日本中央競馬会)が初戦で勢いある若手に破れた。
20年グランドスラム(GS)パリで絶対王者リネール(フランス)の連勝記録を154で止め、昨年の世界選手権(ブダペスト)でも優勝した第一人者だが、今大会は1回戦から故斉藤仁さんの次男、斉藤立(20=国士大)と対戦。開始1分45秒というまさかの早さで一本負けした。
179センチ、115キロの自身に対し、斉藤は191センチ、160キロを誇る。強引に押し込まれる中、大外刈りぎみに左足をかけられ、そのまま内股で技あり。体を回したところ、はまってしまい、横四方固めに移行されて合わせ技で屈した。
試合後は落ち着いてから取材エリアに顔を見せ「やってきたことを出せなくて悔しいです。後がない、追いかける立場として、この大会で結果を残すという気持ちで臨んだんですけど、こういう結果になってしまった」と肩を落とした。
100キロ超級の世界選手権(10月、タシケント)代表争いは、今月29日の全日本選手権(日本武道館)後に決まる。「この大会を取れなくて…結果を残すチャンスがあるのは、もう全日本しかないので。考えてやっていきたい。(斉藤は)体が大きかった。一回りも二回りも違う印象。すぐ終わっちゃったんで(対策を)やることができなかった」と悔しそうだった。【木下淳】