【フィギュア】りくりゅうフリー自己最高で2位 三浦璃来「145点超えを目標」慢心なし来季へ

ペアFP 日本チームの応援を背に華麗に舞う三浦璃来・木原龍一組(撮影・たえ見朱実)

<フィギュアスケート:世界国別対抗戦>◇15日◇最終日◇東京体育館◇ペアフリー

ペアの三浦璃来(21)木原龍一(30)組(木下グループ)が、フリー自己最高の143・69点で2位に入った。

今季はGPファイナル、4大陸選手権、世界選手権を全て制覇。男女含めて日本勢初の「年間グランドスラム」を達成した2人は、現状に満足せず、結成5年目の来季を見据えた。日本は94点で3位となり、8大会連続のメダル獲得。120点の米国が2大会ぶり5度目の優勝を飾った。

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演技に覚悟がにじんだ。2人並んで跳ぶ序盤の3連続ジャンプ。三浦はその1本目で着氷が乱れたが、気持ちを切り替えた。「絶対跳ばなきゃ」。控えていたのは因縁のジャンプだった。

グランドスラムを達成した3月の世界選手権のフリー。2人並んで跳ぶ3回転サルコーで自分だけが2回転となり、基礎点だけで3・0点の減点となった。木原に空中へ投げられて跳ぶスロー3回転ループでも転倒。「気持ちで負けていた」。あれから3週間。「負けていた自分に、今回は負けたくなかった」。3連続でミスをした後も集中は切れなかった。世界選手権で失敗していた2本のジャンプは乱れず。落ち着いて決めると、会場の手拍子は一段と大きくなった。「3連続で大きなミスがあった中、その他のエレメンツ(要素)を全部成功できたのは自分たちの成長になった」と控えめに胸を張った。

2人を指導するブルーノ・マルコット・コーチはかねて、その姿をこう評した。「世界チャンピオンになれた最大の理由は、彼らが決して満足しないからです」。自己最高得点を更新したこの日も同じだった。木原は「こういったシーズンを送れるとは思ってなかった」と振り返りつつ、今季の国際大会に不参戦だったロシア勢には「今のままだと、まだまだ勝てない」と冷静に足元を見据えた

三浦の瞳も、すでに来季に向いている。「フリーの145点超えを目標にしている。来シーズンは全て(要素を)そろえて、超えられるように頑張りたい」。慢心はない。これからも過去の自分を超えていく。【藤塚大輔】

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