<卓球:世界選手権団体戦(世界卓球):日本3-0ドイツ>◇9日◇ロンドン◇女子準決勝
5大会連続銀メダルの日本女子が、6大会連続の決勝進出を決めた。
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早田ひな(25=日本生命)は勝利を決めると、ベンチで見守るチームメートに向かって右手を突き上げた。第2試合で登場し、世界ランクで2つ格上となる9位のウィンターと対戦。ゲームカウント0-2から、3ゲーム連取で大逆転した。左太もも内側にテーピングを貼る中、百戦錬磨のエースが底力を発揮。「心臓に悪い試合をしてしまった」と苦笑しながら、決勝進出を喜んだ。
劣勢でも冷静だった。後がなくなった第3Gからは、相手にフォアハンドを出させないようにボールをコントロール。チャンスがあれば、果敢に左腕を振り抜いた。この試合を落とせば暗雲が垂れ込める中、着実に加点。第4Gでは9-9から2連続得点で相手エースを沈めた。「勢いがある相手には、勢いに乗らせないことが大事。常に冷静に戦えた」とうなずいた。
尽きない向上心が逆転劇につながった。24年パリ五輪シングルスで銅メダルを獲得したが、昨年12月からモデルチェンジ。「スーパー攻撃型のイメージ」と積極性を意識した。入浴後にドライヤーで髪を乾かす間も、同じ左利きの男子選手を動画で研究。日常を卓球にささげ、攻撃の幅を広げてきた。それがこの日の土壇場で発揮。攻めの姿勢を失わず、両ハンドを駆使しながら得点を重ねた。
決勝の相手は6連覇中の中国。大会前から「今回は優勝だけを目指す」と55年ぶりの金だけを見据えてきた。半世紀ぶりの悲願達成へ、大黒柱が絶対王者に挑む。