5大会連続銀メダルの日本女子が、6大会連続の決勝進出を決めた。55年ぶりの金メダルまであと1勝とした。
準決勝でドイツに勝利。シングルスのみの3戦先勝方式の中、第1試合で張本美和(17=木下グループ)がハン・インを3-1(5-11、12-10、11-3、11-8)、第2試合で早田ひな(25=日本生命)がウィンターを3-2(10-12、6-11、11-5、11-9、11-6)で撃破。ダブルエースがともに逆転勝利を挙げ、第3試合で橋本帆乃香(27=デンソー)が勝ち切った。
第1試合 日本-ドイツ
| 張本美和 | 3 | 5-11 12-10 11-3 11-8 | 1 | ハン・イン |
日本女子、張本美和が第1試合勝利…決勝進出へ弾み 決勝Tで初めて1G落とすも逆転
◆試合経過
第1ゲーム
第1試合は張本が登場。相手のハン・インが前陣で処理するのに対し、2―1から5連続失点、3―6から3連続失点と苦しむ。主導権を握れず、5―11で落とす。日本が決勝トーナメントでゲームを奪われるのは初めてとなる。
第2ゲーム
0―1と先取された中、張本は相手のハン・インの対応に苦しむ。両ハンドを駆使しながら攻めるが、いきなり2失点。3―2からは3連続失点し、3―5でタイムアウトを取る。再開後はフォアハンドやバックハンドで強打を重ね、4連続得点で逆転したものの、4連続失点で再逆転を許す。9―10とゲームポイントを奪われるが、バックサーブやレシーブを工夫しながら10―10のデュースに持ち込む。回転のかかったボールに苦戦しながらも、最後はフォアで攻め、2連続得点で12―10。ゲームカウントを1―1とし、第3Gに入る。
第3ゲーム
1―1と追いついた中、序盤は点の取り合いとなる。張本はフォアハンドやコースで工夫しながら対応。3―3からラリー戦を制すと、フォアハンドのスマッシュを左右に決め切り、一気に8連続得点。第3Gを11―3で奪取し、ゲームカウントも2―1とする。
第4ゲーム
2―1と逆転した中、張本は前陣でボールを処理するハン・インに対し、徐々に位置を後ろに下げ、相手の攻撃の幅を狭める。低い返球を徹底し、7―5からはバックハンド、8―5からはフォアハンドで奪う。回転のかかったボールを広角に打ち分け、最後はフォアハンドで押し切った。11―8で奪取。第1試合を3―1で勝利した。
第2試合 日本-ドイツ
| 早田ひな | 3 | 10-12 6-11 11-5 11-9 11-6 | 2 | ウィンター |
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◆試合経過
第1ゲーム
日本は1―0で第2試合を迎える。世界ランク11位の早田は、ドイツのエースで同9位のウィンターと対戦。速い展開で試合が続く。6―4からは相手の強力なフォアハンドもあり、4連続失点で逆転を許す。その後は早田が相手の威力のあるボールを正確に返球。9―10と先にゲームポイントを奪われながらデュースに持ち込む。ただ、ウィンターの好返球もあり、そこから2失点。第1Gを10―12で落とす。
第2ゲーム
0―1で第2Gに入る。1―1からはビデオ判定(TTR)で長い間合いが空き、直後はウィンターが主導権を握りかける。3―5から3連続得点で逆転するも、ウィンターの激しい攻撃に屈し、6連続失点。5―11で2ゲーム連続で落とす。
第3ゲーム
0―2で第3Gに入る。早田は時間をかけながらサーブを繰り出したり、相手にフォアハンドを出せないように工夫したりしながら、序盤は4―1とリードを奪う。7―2からは遠くに打たれながらも追いつく好プレー。5連続得点で主導権を握る。最後はバックハンドで相手にボールを触らせず、11―5で奪取。ゲームカウント1―2とする。
第4ゲーム
1―2で第4Gに入る。早田はウィンターの速さのある攻撃に耐えながら着実に加点を重ね、一時は6―4とリードを奪う。2失点で同点とされるも、早田のサーブから2連続得点で勝ち越す。その後は9―9から早田が前で取り切る。最後はフォアのカウンターで相手のバックドライブを返し、11―9で奪う。第3Gから2ゲーム連取でゲームカウント2―2とする。
第5ゲーム
2―2で最終第5Gに入る。早田は1―1からフォアハンドや相手のオーバーでリードを3点差に広げ、思わず笑みを浮かべる。4―2からもフォアハンドで相手にボールを触れさせず。その後も相手のミスを誘発しながら得点を重ねる。一時は9―6と迫られるも、巻き込みサーブを出す構えから順回転へ切り替えて得点を奪う。最後は相手を後退させながらフォアハンドで奪取。11―6とし、第2試合を逆転で奪った。最後はチームメートを見ながら、右手を突き上げて喜んだ。
第3試合 日本-ドイツ
| 橋本帆乃香 | 3 | 11-8 11-5 11-5 | 0 | ミッテルハム |
◆試合経過
第1ゲーム
日本は2―0で第3試合を迎える。カットマンの橋本は、ミッテルハムと対戦。序盤から点の取り合いとなる中、相手のミスを誘発。着実に得点を重ね、第1Gを11―8で先取する。
第2ゲーム
1―0で第2Gに入る。中盤まで競り合ったが、橋本が後半に抜け出した。11―5で2ゲームを連取。ゲームカウントを2―0とした。
第3ゲーム
2―0で第2Gに入る。橋本が主導権を握り続け、このゲームを11―5で奪取。ストレート勝利で日本の6大会連続決勝進出が決まり、55年ぶりの金メダルに王手をかけた。橋本は場内インタビューで「1番、2番(張本、早田)が苦しい試合だったが、勝って3番(橋本)につないでくれて、思い切って試合ができました。(金メダル獲得の自信は)分からないですが、今の日本のチームが全員で力を合わせたらできると信じています」と語った。
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