<バレーボール・ネーションズリーグ(VNL):日本3-2カナダ>◇16日◇男子1次リーグ◇第10戦◇Asueアリーナ大阪
世界ランキング4位の日本が、同15位のカナダを3-2のフルセットで下した。石川祐希、高橋藍、西田有志の主力3人が本来の力を発揮できない中、第3セット(S)から控え組が流れを一変。23年大会以来となる無傷の開幕10連勝を達成し、底力を示した。
第3S以降は、主にベンチから戦況を見守った高橋は、逆転勝ちを呼び込んだ途中出場組をたたえた。0-2で迎えた同Sの頭から起用された宮浦健人、富田将馬、大塚達宣らが躍動。2セットダウンから大逆転を収め、層の厚さを見せた。高橋は「3セット目から入れ替わったメンバーが、エネルギーもリズムも勢いも、雰囲気も変えてくれた。非常に高いパフォーマンスを出してくれた」と感謝した。
自身はカナダの高いブロックに苦しみ、「疲れは言い訳にできない。もっといいパフォーマンスを出せたと思うし、反省するべき点は多い」と自己評価は厳しかった。それでも「チームで勝つことが第1優先。自分がどうやって勝利に貢献するかが大事」と強調。「今日勝ったように、誰が出ても強い日本代表。仲間を信じて戦い抜きたい」と、チーム力に自信をのぞかせた。
決勝トーナメント進出を決めた前日のイタリア戦に続き、2日連続のフルセット試合。その中で勝ち切れた要因については「勝ちのポイントを逃していない。チャンスをつかめるのが今の日本代表の強み」と分析。2大会ぶりのメダル獲得へ、「表彰台に近づくために、チーム全体で勝っていきたい」と切り替えていた。【勝部晃多】