<買取大吉 アジア男子バレーボール選手権大会福岡2026:日本3-1オマーン>◇4日◇1次リーグA組◇福岡・北九州市立総合体育館
2連覇を目指す世界ランキング6位の日本が、同64位のオマーンを3-1で下し、白星発進した。高橋藍(25=ルブリン)がチーム最多タイの19得点。サービスエース5本を決めて、流れを引き寄せた。優勝国に与えられる28年ロサンゼルス五輪の出場権獲得へ、最初の一歩を踏み出した。次戦は6日、同40位のバーレーンと対戦する。
◇ ◇ ◇
高橋が、相手の陣形を見極めた。「今日はショートサーブが非常に効くなというのが、だいたい分かった」。第1セット、9-10の場面から立て続けに短いサーブを打ち込み、2本連続のエースを奪取。オマーンとの対戦は13年以来2度目で、十分なデータもない相手との初戦だったが、観察眼で流れを引き寄せた。マッチポイントを握るエースを含めて5本を記録し、石川とともにブレークの起点に。「得点を取る選手が起点となって、リズムをつくっていかないといけない。それをやれたことが非常に良かった」とうなずいた。
華麗なプレーでも魅了した。バックアタックや軟打を使い分け、第2セットには相手を欺く得意のフェイクセットも披露。「試合のリズムをつくる起点、勢いを持ってくる起点をつくりたかった」。日本の主軸は得点だけでなく、会場や仲間を勢いづけるプレーでチームを鼓舞した。
優勝で得られる28年ロサンゼルス五輪の出場権に向けて好発進。それでも、しっかりと地に足をつけていた。第3セットには高いブロックに苦しめられ、格下から失セットを喫した。最大のライバルとなるのは前回準優勝のイランだが、そこにたどり着くまでにもデータが少ない相手との戦いが続く。「試合の中で対策をしていかないといけない」と難しさを認めた上で、「様子を見るんじゃなくて、自分たちから攻めていくことが重要」と積極的な姿勢で道を切り開く構えを示した。「何があっても勝ちたいですし、勝つことだけを求めてやっていきたい」。初戦で得た手応えと課題を、頂点までの力に変える。【勝部晃多】