【マーケ思考】一見ぶっ飛んでるオリ発企画 ファンに正直の賜物だった【ベニボウズ】
パ・リーグで首位を快走するオリックス。盛り上がっているのは、グラウンド上だけではありません。オリックスのイベントやポスターがSNS上で大きな話題を集めています。選手がアイドルに変身した「オリ姫デー」から、お笑いコンビになりきった「キングオブコンビ」の夏のポスターなど、振り幅の大きさに驚くファンも多数。これだけ注目されるユニークな企画はどう生まれたのか。手がけたオリックスの管理本部・広報宣伝部長兼宣伝グループ長の後藤俊一氏に舞台裏を聞きました。写真がなければ…の企画。すべて「©ORIX Buffaloes」で提供を快諾いただきました。ありがとうございます!
プロ野球
全20組!「キングオブコンビ」
★ワンハンドレッド(福田周平&杉本裕太郎)
★おとなりさん(山本由伸&頓宮裕真)
★Wマダム(宇田川優希&山崎颯一郞)
★ベニボウズ(宮城大弥&紅林弘太郎)
▼まだまだ続く「キングオブコンビ」は作中で!▼
SNSがすぐ沸騰
6月上旬に「アイドル」としてファンを楽しませてから、2週間足らずのできごとだった。オリックスの夏の恒例ポスターにSNSがすぐに沸き立った。
お笑いコンテスト「キングオブコント」をもじって、題して「キングオブコンビ」。選手たちが2人組のお笑いコンビに変身した。アイドルの次に、なぜお笑いコンビ? その振り幅の大きさは、明確なリサーチに基づいている。
後藤氏2019年から続く夏の恒例ポスターのテーマを検討する時に、芸能界やアイドルをはじめ、バファローズでも「ラオ福(杉本&福田)」「みやくれ(宮城&紅林)」など、『コンビ推し』の声がいろいろ聞かれるようになってきたので、コンビにこだわったくくりにしたいと考えました。そこで、「コンビビジュアル=お笑い賞レースのビジュアル」がアイデアとしてつながり、実施することとしました。
★ざ・きゃっち(森友哉&石川亮)
★むてっぺき(中川圭太&宗佑磨)
★大福(田嶋大樹&山崎福也)
★ジョニスパック(黒木優太&ジェイコブ・ワゲスパック)
関係性を含めて2人を推す「コンビ推し」。オリックスでも、ファンがアイドルと同じような「コンビ推し」で盛り上がっていることにピンときた。
新たな層
こちらも話題沸騰となった、今年の「オリ姫デー」のテーマ「アイドル」が生まれたのも、SNS上の声がきっかけの1つだ。
◆Bsオリ姫デー毎年恒例の女性ファン向けイベント。今年は6月6~8日の巨人戦、同9~11日のDeNA戦(京セラドーム大阪)の6日間で開催された。今年のテーマは「アイドル」。「オリ姫が選ぶバファローズの推しメン(略してオリメン)」で選ばれた11人の選手をアイドルに見立て、キュート系の「#B_Cute」、クール系の「#B_Cool」の2つのユニットを〝結成〟。1位の山崎颯一郎投手(25)を始め、アイドル顔負けのビジュアルが話題となり、球場周りには「ドームライブ」のような装飾も施された。
同企画に携わった船橋京子さんは、こう説明してくれていた。
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1991年(平3)埼玉県春日部市生まれ。早大から14年入社。
整理部を経てアマチュア野球担当、阪神担当からサッカー担当に。
大学時代はインドの国民的スポーツ「カバディ」に夢中になり、全日本カバディ選手権で4強入り(出場6チーム)。