【辰年セブン】年男だらけの日本ハム 万波、野村、田宮それぞれのココロ/前編
日本ハムの辰(たつ)年の男たち7人が、飛躍の1年へ誓いを立てました。万波中正外野手、野村佑希内野手、田宮裕涼捕手、水野達稀内野手、矢沢宏太投手、金村尚真投手、奈良間大己内野手。同期生7人がキャンプイン前の時期に語った、それぞれの思いとは―。前編は万波、野村、田宮の3選手の言葉にフォーカスします。
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万波は、さらにスケールアップした姿を披露する。24年を漢字で表現すると「『積む』か『重ねる』どっちか」。理由は明確だ。
「いろんなことを雑にならずに、1個1個、丁寧にやっていく積み重ねが一番飛躍できる。それでしかないと思うんで」と口にした。
昨季は、1年通して準備がしっかりできていたからこそ、本塁打王争いを繰り広げられた。その姿勢は変わらない。
1本差で逃したタイトル。「もう少し突き抜けられるように。突き抜けられないとダメだなと感じましたね。2位に大差つけて取れるような。そういう選手になりたいなと感じたのが一番ですね」。辰(たつ)年生まれのドラゴン砲は今年、圧倒的なパワーで、本塁打を量産する心づもりだ。
つらい思い出がある。
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