【メジャー移籍・後編】評価分かれた今井達也と高橋光成、投手のジャッジはシビアに

ゴールデングラブ賞10度の元ヤクルト宮本慎也氏(55=日刊スポーツ評論家)が、ベテラン小島信行記者との掛け合いで展開する連載「宮本慎也 もっと野球を語ろう」。このオフにポスティングでメジャー移籍を目指した選手たちを取りあげます。後編は、今井達也投手(27=西武→アストロズ)と、西武残留となった高橋光成投手(28)です。

プロ野球

■今回の主なトークテーマ

  • 高橋が残留となった背景を推測します
  • 今井がメジャーで活躍するために必要なこと
  • 発展著しいデータも正しい数値の見方が必要

◆宮本慎也(みやもと・しんや)1970年(昭45)11月5日、大阪府吹田市生まれ。PL学園では2年夏に甲子園優勝。同大―プリンスホテルを経て、94年ドラフト2位でヤクルト入団。ベストナイン1度、ゴールデングラブ賞10度。通算2162試合、2133安打、62本塁打、578打点、打率2割8分2厘。引退後は18、19年にヤクルト1軍ヘッドコーチ。04年アテネ五輪、06年WBC、08年北京五輪代表。現役時代は176センチ、82キロ。右投げ右打ち。


◆小島信行(おじま・のぶゆき)プロを中心とした野球報道が専門。取材歴は30年を超える。現在は主に評論家と向き合う遊軍。投球や打撃のフォームを分析する企画「解体新書」の構成担当を務める。

■投手評価のポイントは

小島岡本と村上はいい契約ができたということですが、西武からポスティング移籍を目指した今井と高橋は明暗が分かれました。

今井がアストロズと3年総額で83億7000万円の契約に対し、高橋は交渉が折り合わずに西武への残留ということになりました。

宮本そうだね。当初からメジャーの評価が高かった今井はいい契約をすると思っていた。個人的に高橋にメジャーがどんな評価をするのか注目していたけど、残念だったね。

今井達也

今井達也

でもこう言っては失礼だけど、球団はうれしかったんじゃないかな。ローテーション投手が2人もいなくなったら大変だもん。高橋だけでも残ってくれたのはチームにとっては大きい。

高橋光成

高橋光成

小島確かにそうですね。ただ一昨年、日本ハムからポスティングした上沢が、1年で日本球界に復帰。メジャーでの投手の評価はシビアになっているような気がします。

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プロを中心とした野球報道が専門。取材歴は30年を超える。現在は主に評論家と向き合う遊軍。
投球や打撃のフォームを分析する企画「解体新書」の構成担当を務める。