渡辺正行「テレビは全部がショー」明石家さんま、関口宏に学ぶ/インタビュー4

コント赤信号のリーダー、渡辺正行(67)が、恒例の熱海五郎一座・新橋演舞場シリーズ第9弾の東京喜劇「幕末ドラゴン~クセ強オンナと時をかけない男たち~」(5月31日~6月25日)に出演する。高齢者ばかりの劇団が幕末にタイムスリップし、坂本龍馬や新選組と出会う爆笑サバイバルを演じる。また、1986年(昭61)から主催し、数々の東京芸人を輩出してきた「ラ・ママ新人コント大会」は400回を数えた。渡辺の現在、過去、未来について聞いた。取材では“お約束”で、コーラも飲んでもらった。

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「東京フレンドパーク」

94年に始まったTBS系の「東京フレンドパーク」で、コンビを組んだ関口宏(79)からは多くのことを学んだ。

「関口さんの中で、テレビというのはショー番組というか、全て生なんだと。関口さんが司会をしてたTBS『クイズ100人に聞きました』とかでも、スタジオにお客さんがいらっしゃるじゃないですか。だから生なんだと、CM中も全部リアルでやっていくんだと。そこを大事にしたいといけないっていう考え方なんです。だから『フレンドパーク』なんかでも、CMの間のセットチェンジの間も、前説のやつが出てきて、その間をつなぐお笑いしたり、何かをしている。収録の間、そこに来たお客さんがずっと番組を楽しんで帰れるように、飽きさせない。ゲストの出演者もゲームを楽しんで帰れるようにする。そういうコンセプトを大事にしたいと、スタッフにすごく言ってました」。

番組の収録中は、CMの間もスイッチオンのままで居続ける。関口宏は二枚目俳優から、フジテレビ系「スター千一夜」の司会者などをへて、80年代からはTBS系「クイズ100人に聞きました」など司会者として活躍し始める。

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