簡単な無料登録でぜひ! 世界初挑戦の那須川天心はどう生きているか―/連載第5回

無敗の格闘家でボクシングWBC世界バンタム級1位の那須川天心(27=帝拳)が待望の世界初挑戦を控え、自ら編集長を務める「天心新聞」を日刊スポーツの読者にお届けします。24日にトヨタアリーナ東京で同級2位の井上拓真(29=大橋)との同級王座決定戦に臨みます。2度の世界王座戴冠という実力派の元王者と転向8戦目で王座を争う大事な一戦に向けた「天心流」心の整え方とは? 第5回のテーマは「はじめまして、世界」です。

ボクシング




9月25日、「Prime Video Boxing 14」記者会見で、対戦相手の井上拓真(右)とポーズ

9月25日、「Prime Video Boxing 14」記者会見で、対戦相手の井上拓真(右)とポーズ

「緊張感は?」僕には「ない」(笑い)

24日に井上拓真選手と世界戦することになったのはみんな知っていると思う。 ボクシングに転向して3年ぐらい。初の世界戦だし「プレッシャーは?」「緊張感は?」と聞かれるんだけど、僕には「ない」(笑い)。まあ、あったとしても少なからず、というぐらいかな。想定外のことが起きてほしいなあと思って生きている。起こらないことが起きた方が面白いかなと。

何でプレッシャーって感じるのかな? 負ける不安とか? いろんな理由があるんだろうけど、自分はやりたくてやってる。だって好きなことだし。「ウワッ!」となるなら、やらなきゃいいじゃんと。

負けるなんて一切、考えてないけど、負けたとて人生が変わるわけではないし。すべてやるべきことをやって、もし負けたとしても怖くはない。そこまでしっかり用意してやってきている。だからどんな結果であれ、受け入れられるし。


11月2日、約250人のファンに向けて24日の世界初挑戦チケットお渡し会を行った(TEAMTENSHIN提供)

11月2日、約250人のファンに向けて24日の世界初挑戦チケットお渡し会を行った(TEAMTENSHIN提供)

「僕の人生は常に日記 ライフ・イズ・コンテンツ」

仕事人間っているじゃないですか。自分も格闘技が好きでできることならずっと格闘技やりたいなと思うし。ただ…自分でやっているのとやらされているのでは絶対に違う。自分がやりたいからやるっていう風になれれば、何事も問題ないと思う。

僕はボクシングだけが仕事だと思っていない。自分というものを見せたり、表現したりするのが仕事だという自負がある。日常からエンターテインメントで、祭りもやるし個展もやる。何でも体現することが自分なのかなと思う。

僕の人生は常に日記。思ったこと起きたことは全部コンテンツ。ライフ・イズ・コンテンツなんで。朝起きて夜寝るまでボクシングのことを考えてはいる。

けれど人生をちゃんと生きているという方が大事だと思う。

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1998年8月18日、千葉・松戸市生まれ。5歳で空手を始め、小学5年でジュニア世界大会優勝し、キックに転向。
14年7月、15歳でプロデビュー。15年5月に16歳でRISEバンタム級王座を獲得。16年からRIZINなどに参戦。18年6月に階級を上げ、初代RISE世界フェザー級王者に。22年6月、K-1の元3階級制覇王者・武尊を判定で下した。
23年4月に6回判定勝ちでボクシングデビュー。24年10月、WBOアジア・パシフィック・バンタム級王座獲得。
家族は両親、妹2人、弟。身長165センチの左ボクサーファイター。