アルゼンチン連覇、６度目Ｖ
＜Ｕ２０Ｗ杯：アルゼンチン２－１チェコ＞◇２２日（日本時間２３日）◇決勝◇カナダ・トロント
アルゼンチンがチェコを２－１で下し、２大会連続となる最多６度目の優勝を飾った。先制された直後の後半１７分、注目のエースＦＷセルヒオ・アグエロ（１９）が今大会６点目となる同点弾。同４１分、ＦＷサラテが決勝点を奪った。アグエロは０１年サビオラ、０５年メッシに続き、ＭＶＰ＆得点王を獲得。「タレントの宝庫」アルゼンチンの次代を担う新星が、世界舞台で大きな輝きを放った。
神の子メッシに続く「超新星」アグエロが、またもアルゼンチンを世界一に導いた。先制された２分後、ＭＦバネガのスルーパスにあうんの呼吸で走り込み、右足で冷静にゴールへと流し込んだ。この１点でリズムを取り戻すと、その後は完全にアルゼンチンペース。そして後半４１分、ショートＣＫからサラテの決勝点が飛び出した。
紙吹雪が舞う中、アグエロは主将として優勝カップを高々と掲げた。２年前に続き、個人としても２連覇を達成。「厳しい一戦だった。それでも最後は母国の国民に喜びをもたらせた。ここまでの道のりは長かった」。Ａマドリード所属の若き天才ＦＷは、実力通りの７試合６得点に「すべて素晴らしいゴールだったけど今日の１発が最高だ」。
今年の南米選手権で敗れるなど、Ａ代表は９３年以降、１４年間タイトルなし。アルゼンチン国民の期待も背負う１０番が、次なる舞台「１０年南アフリカ」へ向けて走りだした。
［2007年7月24日9時42分 紙面から］
決勝トーナメント組み合わせ表
大会方式
参加２４カ国がＡ～Ｆの６つの組に分かれ、それぞれ上位２チームと３位の中から成績上位の４チームが決勝トーナメントに進出。１次リーグの順位決定方法は以下による。
（１）１次リーグ全試合の勝ち点
（２）１次リーグ全試合の得失点差
（３）１次リーグ全試合の総得点
以上の順位決定方法でも決まらない場合は以下の方法で決める。
（４）当該チームの対戦での勝ち点
（５）当該チームの対戦での得失点差
（６）当該チームの対戦での得点
（７）１次リーグ全試合でのフェアプレーポイント（イエローカード、レッドカードの総数）
（８）コイントス
また、各組３位の順位決定方法は以下による。
（１）１次リーグ全試合の勝ち点
（２）１次リーグ全試合の得失点差
（３）１次リーグ全試合の得点
（４）１次リーグ全試合でのフェアプレーポイント（イエローカード、レッドカードの総数）
（５）コイントス