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造反PKの浦和ワシントンは不問に
- FWワシントン(右)はオジェック監督に鼻骨骨折部の具合を報告する
「造反」エースにおとがめなし。浦和は12日、前日11日の川崎F戦でオジェック監督(59)の指示に従わずにPKを蹴ったFWワシントン(32)に対して、ペナルティーを科さないことにした。ワシントンの「造反」は今季4度目。1、2回目はペナルティーを科したものの、10月28日の采配批判に続いて今回も不問に付した。アジア一とリーグ連覇の「2冠」達成という目標のために、フロント、現場ともに「大人の判断」を下した模様だ。
川崎F戦から一夜明けたこの日、さいたま市内の練習場に、すでにトレーニングを始めていた選手たちに遅れて、ワシントンが登場した。ゆっくりとオジェック監督に近づくと、なにやら相談。そのままクラブハウスへ引き揚げた。
ワシントンは「鼻の状態や、右もも裏に張りがあるので休みたいと申し出た」と冷静に話した。これに対し、同監督も「治療した方がいい」と納得した。お互い前日の件には触れず、当然、ワシントンに謝罪はない。和解と言い難いが、大一番を前にオジェック監督も絶対エースに配慮した形だ。
今季ワシントンは4度、「造反」をしている。1、2回目は、クラブから厳重注意やサテライト降格のペナルティーを受けた。しかし10月28日名古屋戦での采配批判に続き、今回もクラブ側は不問に付した。藤口光紀社長は、監督の指示を無視しPKを蹴った行為について「見解の相違だから。選手同士が決めたこと。言った通りにするのがいいとは限らない。それがサッカー」と話し、ペナルティーを科さないことを明言した。
現場もフロントも、セパハンとのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦を14日に控え、チーム内にこれ以上波風を立てたくないもようだ。リーグ連覇も目の前に来ている。オジェック監督との確執を抱えたままのワシントンも、アジア一をかけた戦いへのモチベーションは高い。「1年間かけて決勝に進んだ。出してくれたら片足でもやりたい。優勝してクラブW杯に出場すれば、チームにとっても個人にとっても大きい」。今季のチームの大目標である2冠獲得に向けて、それぞれが「大人の判断」をしたようだ。
[2007年11月13日9時49分 紙面から]
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