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俊輔バルセロナ入り「切れが出た」

先制ゴールを喜ぶ中村(左から2人目)らセルティック選手(撮影・PNP)
先制ゴールを喜ぶ中村(左から2人目)らセルティック選手(撮影・PNP)

 【バルセロナ(スペイン)2日=山本孔一通信員】セルティックMF中村俊輔(29)が、欧州チャンピオンズリーグ決戦の地バルセロナへ「勢い」を持ち込んだ。1日のハイバーニアン戦では、自らのプレーに「切れが出ている」と自画自賛。チームも2-0の勝利でリーグ9連勝と勢いづいた。一方、バルセロナはAマドリードに2-4と惨敗。守備のもろさを露呈し、明日4日の大一番で2点差勝利が必要なセルティックには、ひと筋の光が差し込んだ。

 中村が決戦の地バルセロナに降り立った。チーム内にロストバゲージ(手荷物紛失)が出たため、2時間遅れでのホテル到着。ここ1週間で3試合の超ハード日程もあって、さすがの鉄人もげんなりした表情を隠せなかった。当初予定していた練習をキャンセルし、チームは休養した。今日3日は午前・午後の2部練習で、大一番に備える。

 前日のハイバーニアン戦でリーグ9連勝を飾り、手応えをつかんだ。正確な左クロスで決定機を演出し、約35メートルの長距離からFKでゴールも狙った。そして最も輝いたのが後半19分。相手プレッシャーをはねのけ、鮮やかなサイドチェンジ。フリーで受けたDFネイラーがドリブルで持ち込み、均衡を破った。ぬかるんだピッチに足を取られることなく、一瞬で局面を変えた「マジック」。中村は「自分のプレーに切れが出てきたのがうれしい。この勢いでバルサ戦に向かいたい」と表情を緩ませた。

 セルティックが好調を維持する一方で、バルセロナはもろさを露呈。Aマドリード戦に2-4の惨敗を喫し、08年初黒星となった。ロナウジーニョが先制点を決めたが、カウンターから不安定なセンターバックの背後を突かれた。攻撃的な両サイドバックの戻りが遅く、中央のプジョルとミリトは連係がバラバラ。AマドリードFWアグエロのドリブルに翻ろうされ、大味なディフェンスラインが崩壊した。

 2日付スコットランド紙は「2-4。このディフェンスなら崩せる」と、バルサに付け入るスキが見えたと報じた。プジョルは「不運もあり、歯車が狂った」と弁解したが、守備の課題は残っている。主導権は握られても、得点は重ねられる。追い風を受けて奇跡の2点差勝利へ「魔術師」中村の腕の見せどころだ。

[2008年3月3日9時36分 紙面から]

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