サッカー

広島ＤＦ駒野が磐田移籍を決断

　日本代表の広島ＤＦ駒野友一（２６）が磐田移籍を決断したことが１１日、明らかになった。広島残留か獲得オファーを受けた磐田か神戸への移籍で揺れていたが、１０日に代理人を通じて広島に移籍の意思を伝えた。完全移籍で移籍金は推定２億８０００万円。駒野に近い関係者によると、本人は磐田への移籍を決断したという。

　駒野は左右両サイドバックをこなす器用さと正確なクロスを武器に日本代表でレギュラーに定着。所属の広島がＪ２に降格したことで去就が注目されていた。本人は海外移籍を希望し、ブンデスリーガのボルフスブルクと接触したが交渉は不調に終わっていた。

　その後は「広島への愛着もあるしＪ１で優勝争いしたい気持ちもある」と正式オファーを受けた磐田、神戸と広島残留を含め、進路を３つに絞り込んでいた。

　この日、広島の織田強化部長は「近日中に直接慰留するが、うちにとって極めて厳しい状態」と話した。磐田は右ＭＦでの起用を考え、Ｖ奪回への切り札として期待している。日本代表候補合宿の始まる１５日までに正式契約を結ぶことになる。

［2008年1月12日9時17分　紙面から］

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