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インザーギがロナウドに代わりエース役
- 練習でシュートを放つACミランFWインザーギ
クラブW杯初得点、初タイトルを狙うACミランの34歳FWフィリッポ・インザーギが9日、復帰めどが立たないロナウドに代わり、自ら「エース宣言」した。チームは横浜市内で練習したが、この日も「欧州得点王」は絶好調。軽快な動きで派手なオーバーヘッドでシュートを狙う場面もあった。4日の欧州CLセルティック戦で欧州カップ戦通算得点数を63に伸ばし、ミュラーの記録を更新したばかり。欧州での勢いを日本に持ち込んだ。
インザーギ 今年は自分のキャリアで一番の年といってもいい。大満足の1年だ。肉体的にも最高だし、非常に調子がいい。34歳だけど、まだまだプレーできそうな感じなんだ。
ロナウドは原因不明の左ふくらはぎ痛に悩み、ホテルに閉じこもったまま今大会の出場さえ危ぶまれる。それだけに大舞台に強いインザーギにかかる期待が大きい。同選手は欧州CL、UEFA杯、カップウイナーズ杯、欧州スーパー杯すべての国際大会にゴール。唯一、得点がないのがクラブW杯(トヨタ杯)だ。
史上最多の国際大会18冠目を狙うチームにあって「最高の1年の締めくくりに、僕の得点でタイトルを取りたい」。クリスマスツリー・システムのトップで、インザーギがひときわ強い輝きを放つ。【佐藤隆志】
[2007年12月10日9時33分 紙面から]
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