「ヨンパー王国」日本で為末に迫る実力を持つ。2006年5月6日の大阪国際GPで47秒93。為末に続いて日本人2人目の47秒台をたたき出し、日本記録にも0・04秒と肉薄した。184センチ、74キロの恵まれた体格を生かし、ハードル間を13歩で駆け抜ける世界トップの技術も身につけている。
110メートル障害から本格的に転向したのは大分・佐伯鶴城高2年の時。筑波大進学後に食生活を見直して体質改善を図り、2年生からコンスタントに記録を伸ばしてきた。大きなケガがないのも順調な成長につながっている。2005年5月7日の大阪国際GPでは為末を100分の1秒差で破った。過去2年、大阪では好走が続いている。2007年もビッグサプライズを起こすのか。力は備わっている。
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成迫健児(なりさこ・けんじ)。
1984年(昭和59年)7月25日、大分県佐伯市生まれ。佐伯南中、佐伯鶴城高。筑波大を2007年春卒業してミズノ入社。大学2年の2004年7月に全日本インカレで初の日本タイトルを獲得すると、秋の国体では48秒54をマーク。2005年の世界陸上ヘルシンキ大会で準決勝に進出し、ユニバーシアード金メダル。2006年に47秒台に到達し、アジア大会を制した。
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- 47秒93(06年5月6日・大阪国際GP)=日本歴代2位
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- 2005年 世界陸上ヘルシンキ大会準決勝2組3着(49秒00)
- 2006年 日本選手権優勝(48秒97)
- 2006年 ドーハ・アジア大会優勝(48秒78)